名義変更

自動車の名義変更|自分で名義変更する為の徹底解説!

「友人や知人から車を譲ってもらった。」
「オークションで車を購入した。」
「子供が成人したので、車を譲り渡した。」

こんにちは。香川県の自動車専門(名義変更、車庫証明申請取得代行)行政書士和田です。

「名義変更をした方が良いのは分かっているんだけど、どんな書類をあつめて、どこから手をつけたらいいのか…」

”車の名義変更”って日常的に行うわけじゃないんで、いざ、自分でやってみようって思ってもよくわかんないですよね。

僕もこんな仕事をする前は、まったく名義変更のことなんて考えたことがなかったです。

全部、車屋さんまかせw

あなたがご自身で名義変更したいというのは大変素晴らしいことですね。
自分のことは自分でしたいですよね。

そこで、「自動車の名義変更の仕方」や「必要書類」などを(自称)プロである僕から、出来るだけ分かりやすく解説してみました。

この記事が、あなたの名義変更のための一助になれば幸いです。

必ず事前に入手しておくべき書類

名義変更をする場合、必ず事前に入手するべき書類が有ります。

  1. 車検証(とりあえずはコピーも可)
  2. 旧所有者の実印が押印してある譲渡証明書
  3. 旧所有者の印鑑証明(発行後3カ月以内)
  4. 旧所有者の実印が押印してある委任状

関連記事>>>【委任状、譲渡証明書、車庫証明を捨印・訂正印】で訂正する方法

これさえあれば、とりあえずはひと安心です。
それでは、名義変更に必要な書類を準備していきましょう。

まずは車庫証明を取得しよう

すでに自動車を受取っている、またはまだ受取っていない。
いずれにしても、車庫証明は申請して交付しておきましょう。

関連記事>>>【車庫証明の書き方と必要書類】は2パターンで3種類しかない

車庫証明は申請から交付まで、概ね2日〜3日かかります。
*地域によって交付期間は異なりますので管轄の警察署に問合せてみましょう。
書類に不備や誤記入等があってもう一度出直しなんてことも…

車庫証明は交付から30日くらいは有効期間があるのでゆとりがあります。
その間に他の必要な書類を集めちゃいましょう。

関連記事>>>車庫証明の【有効期限】と【起算点】について

希望ナンバーがあればこちらも先に取得しておこう

車庫証明と同じでこちらも申請(入金が確認されることが前提)から交付可能日まで、3日〜4日かかります。*ラグビーナンバーやオリンピックナンバーはさらにかかりますのでご注意ください。
こちらも、交付可能日から30日間は有効期間がありますので、先に取得しておきましょう。

ちなみに、あなたが付けたいと考えてるナンバープレートは陸運局に置いてませんから!
事前に申し込みしなければいけませんよ。

自分の印鑑証明を入手

名義変更であなたがその自動車の“所有者”になるのであれば、あなたの印鑑証明(発行後3カ月以内)が絶対、必要になります。

もし、印鑑証明を登録していないのなら、役場に行って印鑑を登録しておきましょう。

書類をチェック

さて、ここまできたら一旦、集めた書類のチェックをしましょう。

車検証

  • 車検の有効期限が切れていないか
  • 車検証の所有者の名前・住所が旧所有者から預かった印鑑証明の名前・住所と違いはないか

印鑑証明と委任状

  • 旧所有者から預かった印鑑証明の印影と委任状に押印されている印鑑の印影に違いはないか
  • 印鑑証明の発行日から3ヶ月経過していないか

車庫証明

  • 車名
  • 型式
  • 車台番号
  • 使用の本拠の位置
  • 申請者の住所・名前

車庫証明の申請者の住所・名前は必ず“その車の使用者”となる様に記入しているか確認が必要です。

あなたが車の所有者であり使用者であるのなら、あなたの住所・名前が記入してあれば大丈夫です。

車名、型式、車台番号は絶対に間違えない様に、入念にチェックしましょう。

ここが間違えていると、最悪、車庫証明の申請をし直さなくてはいけなくなるかもしれませんよ。

希望番号

あなたが申請した希望番号ですが、以下のことをチェックしてください。

  • 交付可能年月日
  • 希望番号
  • 車種分類
  • 車台番号
  • 使用者の氏名又は名称

ここまでチェックして間違い無いようであれば、80%は完了したのも同然です。

管轄の陸運局に書類を持参しよう

ナンバープレートを変更する必要がある場合は運輸支局に車両の持ち込みが必要です

ここまで書類が揃えば、管轄の運輸支局に書類を持参し名義変更をしちゃいましょう。
ナンバープレートを変更しなければいけないときは必ず名義変更をする車に乗っていってくださいね。
ナンバーを変更する必要がある場合は、現在車についているナンバープレートを返納し、新しいナンバープレートをつける際は必ず【封印】をして貰う必要があるからです。

関連記事>>>封印とは

関連記事>>>思い出の詰まった愛車のナンバープレートを残しておく方法

申請書類を集めよう

ただ、今まで集めた書類だけでは名義変更は出来ません。
申請用の書類がないからです。
といっても、運輸支局でもらえる書類なので、運輸支局で必要書類をもらいましょう。(書類は無料でもらえます)

運輸支局の相談窓口で“名義変更したいんだけど”って伝えると、名義変更に必要な申請書類をくれます。

その時に運輸支局の職員さんにあなたが集めた書類で名義変更が可能かどうか確認してもらいましょう。

上記の書類を集めていたのであれば、陸運局でもらう申請用書類は2種類。

  • OCR1号シート
  • 手数料納付書

OCR1号シートは新たに自動車の所有者と使用者を記入する申請用紙です。そのほか、車のナンバーや車台番号、住所コードと見慣れないものが多いです。

はっきり言って、何処に何を記入すればいいか分かんないと思います。
はい、悩むだけ時間の無駄ですw
ですので、OCR1号シートの記入の仕方は陸運局の職員さんに聞くのが1番早くて確実です。

都道府県税事務所に申告しよう

【車の名義が変わる…】
それすなわち【納税義務者】が変わることを意味します。

車の名義が変わる場合、【自動車税】と【取得税】の納税義務者が変更になることをお住まいの都道府県に申告しなければいけません。

関連記事>>>自動車税の支払義務は誰なのか?

都道府県税事務所は運輸支局に隣接(同じ敷地内で)していますので、名義変更用の書類を記入したあとは必ず寄るようにしてください。

申請書類を提出

ナンバーを返納し、申請用書類に記入、押印し、都道府県税事務所で税の申告をしたあとはいよいよ申請になります。
揃えた書類を申請窓口に提出するだけになります。

このとき、受付窓口である程度チェックされ記載ミスや書類の不備があれば訂正等を求められます。

車検証の受け取り

申請が不備不足なければ車検証が出来上がります。
名前や住所に間違えがなければ受け取ります。

ナンバープレートを購入

希望番号を申し込んでいない場合はナンバープレートを返納した窓口で新しいナンバープレートを購入します。
値段は各都道府県でまちまちですが、2,000円前後になります。

また、希望番号を申し込んでいる場合は希望番号受付が運輸支局の敷地内にありますのでそこで予約済証と交換してもらいます。

ナンバープレートの取り付け

新しいナンバープレートを車に取り付けます。
取り付けが完了すると、封印官(封印をしてくれる人)が来てくれてナンバープレートに封印をしてくれます。

名義変更時に持っていくと便利なもの

運輸支局に持っていくと便利なもの…

それは、ズバリ、【実印(印鑑証明と同じ印影のもの)】です。
可能であれば、旧所有者さんの【実印(印鑑証明と同じ印影のもの)】があれば、なおのこと便利です。

まぁ、旧所有者さんの実印をお預かりすることは難しいとは思いますが…(^^ゞ

名義変更の完了

これで、名義変更に関する一連の流れは終了です。
”キモ”となるところは【必要書類に不備・不足がないか】ということです。

下記、書類に不備・不足がないようにしましょう。

  1. 車検証(有効期限が切れていないこと)
  2. 旧所有者の実印が押印してある譲渡証明書
  3. 旧所有者の印鑑証明(発行後3カ月以内)
  4. 旧所有者の実印が押印してある委任状
  5. あなたの印鑑証明(発行後3カ月以内)
  6. *使用者が別にいれば使用者さんの住民票(発行後3ヶ月以内)と認印
  7. 車庫証明

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