「このナンバープレートには思い出がいっぱい。車は買い替えることになったけど、ナンバーはとっておきたい」
「この車には家族との思い出がいっぱい。車は仕方なしに下取りに出すけど、せめて思い出としてナンバープレートは残したい」
こんにちは。香川県の自動車専門行政書士(普通車・軽自動車名義変更/車庫証明申請取得代行/封印代行業務)の和田です。
車って家族や恋人みたいな大切な人と共に過ごす、家族みたいなものですよね。
僕も歴代乗ってきた車にはそれぞれの思い出がいっぱいあります。
しかし、車は消耗品。
大きな土地がある人はともかく、余分な車を置いておくスペースがない人は、いずれはお別れしなくてはいけません。
「それでも何か残しておけないか…」
そう考えるのも頷けます。(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
ここ1、2年、ラグビーナンバーやオリンピックナンバーを取得する人が増えていて、車の買い替えで「ナンバープレートを記念に残しておきたい」っていうお客様がいらっしゃいます。
今回は「思い出のいっぱい詰まった愛車の一部である【ナンバープレート】を残したい」という、家族同然に愛した車のナンバープレートを残しておける手続きの話です。
自動車登録(車両)番号標廃棄標板記念所蔵
原則的には番号変更をする場合は旧ナンバープレートを整備振興会に返納しないと、番号変更の手続きはできないことになっています。
しかし、「ナンバープレートを記念に残しておきたい」っていうユーザー様には【自動車登録(車両)番号標廃棄標板記念所蔵】という申込みが用意されています。
略して【記念所蔵申請】
特に難しい手続きではありません。
管轄の運輸支局に整備振興会さんが必ずいるので、ナンバープレート返納窓口で下記書類をもらいましょう。
- 自動車登録(車両)番号標廃棄標板記念所蔵申込書
- 自動車登録(車両)番号標廃棄標板受領証
記念所蔵申請の流れ
記念所蔵申請の流れを説明する前に注意事項です。
記念所蔵申請は本来、ナンバープレートを返納しなければいけないところを「記念として残しておきたいので許可してね」という申請です。
なので、そのナンバープレートは絶対に車を乗るために使用しないということになります。
例えば、他人に譲るとか引っ越しをして管轄の運輸支局が変わったため番号変更をせざるを得なくなった。または、車を廃車しなくてはいけなくなったなどの理由です。
そういった、ナンバープレートを返納する必要がある理由があっての記念所蔵申請となりますのでお気をつけください。
それでは流れを見ていきましょう。
1.管轄の運輸支局に行く
車を乗らなくなるいわゆる【廃車】手続き以外は車両を管轄の運輸支局に持ち込む必要があります。
ナンバー変更をして車を使用するためには、封印をして貰う必要があるからです。
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2.ナンバーを一旦、返納する
運輸支局内にある整備振興会にナンバープレートの返納窓口に【記念所蔵申請】について問い合わせます。
すると整備振興会さんが上記2種類の書類をくれて説明してくれるので、説明に従って記入しましょう。
破壊処理について
【記念所蔵申請】は一旦、ナンバープレートを返納します。通常ですと返納した日に“切断”されてしまいます。
ですが、記念所蔵申請の場合、ナンバープレートに穴を開けます。
これを【破壊処理】といいます。
この破壊処理をするために、ナンバープレートを一旦、返納しなければいけません。
運輸支局で手続き
ナンバーを返納した後は運輸支局でナンバー変更にまつわる手続きをして下さい。
名義変更、番号変更、廃車手続きなどなどです。
整備振興会から連絡が来るのを待つ
全ての手続きが終わると、次は整備振興会から【破壊処理】が完了した旨の連絡を待ちます。
通常、破壊処理には3、4日ほどかかります。
ナンバープレートを受け取りに行く
破壊処理完了の連絡が入りましたら、運輸支局に出向きナンバープレートを受け取ります。
破壊処理完了後の写真です。
こちらは和歌山県から香川県に引っ越しされて、住所変更と番号変更をした時のものです。
香川県での普通車の破壊処理は直径4cmほどの穴が開けられます。
ちなみに軽自動車の破壊処理は3mm程度の穴が2箇所あけられます。
封印代行サービスのご紹介
上記のように車両を運輸支局に持ち込まなくてはいけない場合、仕事の関係上時間が取れないってことはよくある話です。
当事務所では国土交通省から封印を預かり、お客様の自宅にてナンバープレートを取り付け、封印することが可能です。
ご希望の方は下記コンタクトフォームからお問い合わせください。