はじめまして。香川県で自動車専門の行政書士をしております、和田と申します。
インターネットでモノやサービスが当たり前に売れる時代になりました。
むしろ、実店舗に足を運び、購入するお客さんより多いかもしれませんね。
さて、今回は”行政書士による出張封印がこんなに便利になりました”って話をしてみたいと思います。
どんな風に便利になったかというと、
”全国の行政書士間で封印のやり取りができるようになった”
のと
”新車新規登録を取り扱えるようになった”ってことです。
つまり、”全国、どこにどんな車が売れても、販売店様のお店で、販売車輌を持ち出すことなく、車庫証明から登録、封印まで完了する”ってことなんですね。
晴れの国事務所香川支店も新制度導入から参入させていただいてますが、おかげさまで年々、出張封印付きの登録件数は増えております。
それだけ、新制度の行政書士の出張封印の認知度も高くなり、ユーザー様に利便性の良さを感じていただいていると確信しているところです。
そんな便利な行政書士の出張封印を是非、多くの販売店様に知っていただきたいと思い記事にしてみました。
それでは、
行政書士の出張封印はこんなに便利!|メリット・デメリットを紹介
を、お送りいたします。
行政書士の出張封印ってなに?
普通車の封印は原則として、使用の本拠を管轄する陸運支局敷地内で封印官に封印をしてもらわなければいけません。
ただし、例外として下記については封印官に代わり、封印を打つことを国から委託されています。
- 整備振興会会員(甲種)
- 正規ディーラー(乙種)
- JU会員(丙種)
- 行政書士会会員(丁種)
行政書士に限った話になりますが、以前は販売を伴う番号変更の場合に関して行政書士の出張封印は制限されていました。
平成30年頃から新制度となり、行政書士でも販売を伴う車両に封印を打つことが出来るようになったんですよね。
規制緩和ってやつですね。
それに並行して、行政書士間での封印のやり取りもできるようになったのです。
つまり、他都道府県での封印のやり取りが可能になったわけです。
他都道府県間での封印のやり取りができるのはJUさんと行政書士だけなんですね。
北海道の販売店さんで沖縄の人に車が売れたと。
でも、その販売店さんはJU会員じゃない。
さて、どうしたもんかと。
そんなとき、行政書士の出張封印をご利用していただければ、北海道にいながら、沖縄で登録して、数日後にはナンバーと車検証、それに封印が届いちゃう。
もちろん、封印をやり取りする北海道の行政書士と沖縄の行政書士は必要なんですけどね。
さらに、行政書士の出張封印では新車新規の登録及び封印取り付けもできます。
乙種を持っている正規ディーラーさんでは他都道府県との封印のやり取りもできませんしね。
同一都道府県の正規ディーラー様(乙種)の新車新規は自動車登録センターでなければ登録できません。
行政書士の出張封印でどんな登録が可能なの?
行政書士の出張封印で可能な登録はほぼ全部です。
ナンバー変更を伴う登録全般ですね。
ただし、現車提示の必要とされる登録や行政処分を受けている車両に関しては出張封印をすることが出来ません。
現車提示が必要な場合とは分かりやすいところでいうと、保安適合証では対応できないキャンピング車などの特種の中古新規登録ですね。
行政処分を受けている車両とは裁判所などから差押えされている車両なんかをイメージしてもらえるとわかりやすいかと。
ちなみに、行政書士の出張封印で何ができるのかをリスト化してみましたので参考にしてください。
下記すべての出張封印において、行政書士間での封印のやり取りが可能です
参考
- 移転登録(名義変更)
- 管轄変更を伴う住所変更登録
- 番号変更登録
- 中古新規登録
- 新車新規登録
- リアナンバー再交付
行政書士による出張封印のメリット
それでは、行政書士による出張封印のメリットを紹介します。
こんな方には出張封印がおすすめ
- ユーザーさんが販売店まで車を取りに来て乗って帰る段取りなんだけど、登録をどうしようか…
- 納車日が土日祝日に限られるユーザーさんだから、事前に登録してナンバーを取付けておきたい
- 納車日までに登録して安心したい
- 出来たら月内登録したい
上記のようなお悩みは、行政書士の出張封印をご利用いただけくことで解消いたします。
他都道府県に車が売れても安心して車庫証明から登録までお任せしていただけます。
インターネットで車が売れる時代になりました。
今では当た前のようにネットを見て販売車輌に関しての問い合わせがくる。
ただ、遠方のお客様に車が売れると車庫証明から登録、納車まで面倒事が多いですよね。
そんなときは行政書士による出張封印が便利です。
車庫証明の作成、現地調査、申請、取得から登録書類作成、登録、ナンバー及び封印取り付けまで。
全部丸投げでオッケー。
一応、プロですから、その辺は安心してお任せしていただけます。
納車日を選ばなくていいので、安心。
『大安納車がいい』
『土日、祝日じゃないと車両が受取れない』
などなど、納車のタイミングが合わないなんてことありますよね。
近隣のお客さんだったら、先に登録してお店で保管していればいいですが、遠方のお客さんの場合はそうはいきません。
できたら、納車を兼ねて登録してしまいたいところ。
ですが、土日祝日の場合ですと陸運支局はお休みで登録できないですよね。
1泊すると余計な経費が…
そんなときには行政書士の出張封印が便利ですよね。
現地のお客さん宅で待ち合わせて封印するも良し、封印をやり取りして近場の行政書士に封印を打ってもらうも良し。
どちらでも好みの方で選択が可能です。
とにかく、登録してしまえば安心ですよね。
月内登録後のナンバー変更にも柔軟に対応
月内登録。
我々、自動車関連の行政書士間では戦々恐々な響きです。(笑)
納車は来月になるけど、登録は月内に。
希望番号の交付可能日は来月なんだけど、一連ナンバーでいいんでとりあえず登録は月内で。
なんてことはよくある話です。
行政書士にもよると思いますが、基本的に自動車関連業務をメインとしている行政書士はレスポンスが良く柔軟な対応をしてくれるところが多いような気がします。
月内登録後の翌月のナンバー取り付け、希望番号への番号変更。
行政書士の出張封印にお任せください!
きっちり、やらせてもらいますよ~
行政書士による出張封印のデメリット
行政書士の出張封印についてデメリットをあげるとすれば”費用関係が一体どれくらいになるのか?”ってことに尽きますよね。
とくに、行政書士間で封印をやり取りする場合、行政書士事務所×2の費用が発生するわけですから、なおさら分かりづらい。
分かりづらいと、ついつい使いたくなくなりますよね。
『いったい、いくらかかるんだろう…』
相場を聞いてみたら、車両を持ち込んだほうが安い…なんてことも。
当然、販売店様も登録関係の費用は出来るだけ抑えたいですよね。
はい、まことに申し訳ございません。
費用に関しては、どうやっても分かりやすくすることができないんです。
行政書士には料金を記載してお客様に分かりやすく掲示する義務があるので、各行政書士のHPを見てもらえれば費用に関してはある程度、分かるとは思います。
ただ、はっきりとは分かりづらい。
行政書士によっては登録と封印取り付けを分けていたり、書類が作成されているかいないかで料金が変わったり。
まぁ、分かりづらいと思います。
ちなみに、弊所がお取り引きしている行政書士さんの相場は6,000円~10,000円が相場っぽいです。
ついでに弊所の料金はというと下記のようになっております。
料金
- 県内で封印の取り付けを弊所が行う場合(離島は除く)|10,000円~12,000円
- 行政書士間で封印のやり取りをする場合|6,000円
行政書士の出張封印|まとめ
はっきり言ってしまうと、令和の行政書士の出張封印は費用に関して納得いただければ、これほど便利で安心できるシステムもないかなと思う次第です。
必要書類さえ送ってしまえば、あとは待つだけ。
登録予定日の夕方には販売店さんに登録後の車検証のFAXが流れてくる。
あとは、いつ納車になってナンバーと封印の取付けをどのタイミングでするかの段取りだけ。
費用面に関しては直接、行政書士に確認をするのが手っ取り早いです。
値段が高いなら高いで他の行政書士を探せばいいだけですから。
料金が高かろうが、安かろうがやることは一緒なんで、できるだけ安いほうがいいですもんね。
聞くのはタダですから、じゃんじゃん聞いちゃってください。
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