住所変更

車検証の住所変更|罰則・手続きの仕方・必要書類・費用について解説

『引っ越ししたんだけど、車のナンバーや車検証ってどうするんだろ?このままで、いいのかな?』

こんにちは。香川県の自動車専門(名義・住所変更、車庫証明申請取得代行、封印代行)行政書士の和田です。

 

転勤、結婚を機に引っ越し、実家に帰ってきた、田舎暮らしがしたくて移住した…

 

引っ越しをすると、電気・水道・ガス、保険の手続きや役所や銀行での手続き。

 

疲れちゃいますね。

お疲れ様です。

 

引っ越しの後始末で忘れ去られている『車検証の住所変更』

 

まぁ、『車検証の住所変更』はしなくても普段の生活にはほぼ支障ないですからね。

 

結論から言うと『車検証の住所変更』をし忘れたからと言って特別、罰則はありません。

しかし、罰則はなくとも後回しにしていると車の買い替え時に以外に大変なことにもなったりします。

そんなわけで、この記事では『車検証の住所変更』について書いてみました。

 

それでは、

車検証の住所変更|罰則・手続きの仕方・必要書類・費用について解説

を、お送りします。

車検証の住所変更に関しての根拠条文

引越し等をして住所が変わった場合、自動車検査証(車検証)に記載されている住所も変更しておかなければいけません。

第12条 自動車の所有者は、登録されている型式、車台番号、原動機の型式、所有者の氏名若しくは名称若しくは住所又は使用の本拠の位置に変更があったときには、その事由があった日から15日以内に、国土交通大臣の行う変更登録の申請をしなければならない。ただし書きは省略 道路運送車両法より

『15日以内に、国土交通大臣の行う変更登録の申請をしなければならない』

とありますが、とくに罰則的なものがないので、住所が変わっても車の住所変更をしない一つの理由なんではないでしょうか?

 

といっても、普段、日常生活で車検証が必要になることなんて全くないので、支障がないわけですよね。

そんな私も行政書士となり、この仕事(自動車登録業務)をするまでそんなことは全く知りませんでしたけどね…

車検証の住所変更をしないデメリット

車検証の住所変更をしなくても罰則はないわけですが、住所変更をしないデメリットもあります。

自動車税が滞納するおそれがある

都道府県外に引っ越しなどで住所が変わった場合、自動車税の通知が届かない場合があります。

自動車税を滞納していると車検が受けれません。

車検が受けれないと、車に乗れませんよね。

車検切れの車に乗って公道を走ると、罰則もありますし、なにしろ保険が効かないので事故でも起こしたら大事になります。

車を買い換えるときに大変になる場合も

車の買い替えで現在乗っている車を下取りに出すこともありますよね。

そのときに車検証上のあなたの住所と現在のあなたの住所が違った場合、必要書類を取得しないと下取りに出すことはできません。

書類不備で名義変更ができないためです。

複数回にわたって引っ越しなどで住所が変わった場合、書類の取得に結構しんどい思いをするかもしれません。

車検証の住所変更をする場所

車検証の住所変更はあなたがお住まいの管轄の運輸支局で手続きをします。

都道府県によって管轄の運輸支局の設置数が違います。

管轄の運輸支局を確認する>>>全国運輸支局等のご案内|国土交通省HPより

車検証の住所変更に必要な書類

車検証の住所変更をするのに必要な書類

車検証に記載されている『所有者』があなたの場合

  1. 車庫証明
  2. 自動車検査証
  3. 住民票
  4. 『自動車検査証に記載されている住所』とつながりを証する書類

車検証に記載されている『使用者』があなたの場合

  1. 車庫証明
  2. 自動車検査証
  3. 所有者の認め印のある委任状
  4. 住民票
  5. 『自動車検査証に記載されている住所』とつながりを証する書類

『自動車検査証に記載されている住所』とつながりを証する書類とは役場で発行してくれる『戸籍の附票』、『除票』等のことを指します。

ココがポイント1

引っ越しなどで住所が変わった場合、車検証上の住所から現在の住所に移動しただけであれば住民票のみで大丈夫だと思われます。住民票を取得した際に『前住所欄』がありますので車検証の住所と照らし合わせてみましょう。

ココがポイント2

必要書類がよくわからない場合は、車検証のコピーでいいので役場に持って行って『車検証の住所と繋がりの分かる書類ください』と伝えてください。

ココに注意

『結婚や離婚等で姓が変わった』という場合は『自動車検査証に記載されている住所』とつながりを証する書類とは別に戸籍謄本を取得しておくといいでしょう。

車検証の住所変更に必要な費用

車の住所変更手続きをする費用です。

住所変更のみの費用

  • 登録印紙代:350円
  • 証紙代(車庫証明取得時に必要):2,000円〜3,000円*地域によって違いがあります。

住所変更とナンバー変更の費用

  • 登録印紙代:350円
  • 証紙代(車庫証明取得時に必要):2,000円〜3,000円*地域によって違いがあります。
  • ナンバー代:1,500円〜2,000円*地域によって違いがあります。

その他、行政書士さんにお願いする場合は別途費用が発生します。

車検証の住所変更の流れ

step
1
車庫証明を取得しておく

なにはともあれ、車庫証明を取得しておきましょう。

申請から交付まで数日間かかる場合もあります。

また、車庫証明の有効期間はだいたい30日〜40日あります。

その間に車検証の住所変更に必要な書類を揃えちゃいましょう!

関連記事>>>【車庫証明の書き方と必要書類】について

step
2
役場に行って住民票と車検証上の住所とつながりの分かる書類を取得しておく


車検証の住所変更で最も重要なステップですね。

ここがクリアできれば車検証の住所変更は終ったも同然です。

ほぼ、一発で解決する方法は車検証(コピーで可)を役場の人に見せること。

『車検証の住所とつながりの分かる書類をください』

って伝えると、ほぼ間違いなく車検証の住所とつながりの分かる書類を発行してくれます。

*交付されたらその場で確認しましょう。

step
3
お住まいの管轄の運輸支局を調べておく

香川県、徳島県、愛媛県、高知県の運輸支局はそれぞれ1箇所です。

しかし、都会だと運輸支局が数箇所存在する場合があります。

わざわざ運輸支局に訪れても、管轄が違ったらどうしようもありませんから事前に調べておきましょう。

管轄の運輸支局を確認する>>>全国運輸支局等のご案内|国土交通省HPより

step
4
必要書類が揃っているか確認する

管轄の運輸支局に行く前に、必要書類に不備がないかを確認しておきましょう。

step
5
管轄の運輸支局に行って住所変更の手続きをする

車の住所変更手続きをする『申請書類』や『登録印紙』は運輸支局で揃います。

『車検所の住所変更に必要な書類』に挙げた書類を持っていきましょう。

印鑑や身分証明書などは忘れずに。

 

ナンバー変更をともなう車検証の住所変更は封印代行制度が便利です

さて、ざっと解説した『車検証の住所変更』

 

どうでしょうか?

ご自身で出来そうですか?

 

これがね、案外手間なんです。

 

車検証の住所変更は『車検証の住所と繋がりの分かる書類』さえ、手に入ってしまえば簡単な手続きなんです。

しかし、複数回にわたって引っ越しをしている場合、とんでもなく大変な思いをする時もあります。

しかも、運輸支局に出向いていって『書類不備のため、住所変更できません』なんてことになったらやる気を無くしちゃいますよね。

 

そんなときに便利なのが『行政書士による封印代行制度』

 

それなりに費用は発生しますが、依頼すると『書類集め』・『車庫証明の取得』・『住所変更』・『番号変更』までほとんど依頼者さんにしてもらうことはありません。

ハンコを押してもらうくらいかな。

 

ナンバー変更があっても、運輸支局に車を持ち込む必要もありません。

 

ほんと、自宅にいてもらうだけでオッケーです。

 

行政書士による『封印代行』はすべての行政書士ができるものではなく、特定の行政書士しか認められていません。

 

まぁ、うちも数少ない特定の行政書士の一人なんですがね。(`・∀・´)エッヘン!!

 

香川県内に限りますが、当事務所の『封印代行』もご利用いただけると幸いです。

関連記事>>>香川県の封印代行(出張封印)サービス/¥12,000/Green行政書士事務所

 

 

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