こんにちは。香川県の自動車専門(普通車・軽自動車名義変更/車庫証明申請取得代行)行政書士の和田です。
うちの奥さんの実家が男木島なんで、お盆のお墓参りを兼ねて【ビストロ伊織】さんにお邪魔してきました。
高松市男木島 ビストロ伊織
【ビストロ伊織】さんは香川県は高松市の男木島にあるフレンチのお店です。
男木島へは高松港からフェリーに揺られて、約40分の船旅。
ビストロ伊織は男木島のフェリー発着場から南に歩いて10分程の場所にひっそりと佇んでます。(南に歩いてってザックリした表現ですが、一本道なんで迷うことはないです。)
この看板が目印。
お隣は「人生の楽園」で紹介されていた【民宿 さくら】さん。(数年前に法事の際、食事だけ利用させてもらいました。タコ飯、美味しかったです)
食事の前にお腹すかせなきゃね…ってことでこちらの記事も併せてどうぞ。
関連記事>>>アートだけじゃない!男木島の名所をランニングで回ってみる
ビストロ伊織
せまーい入口を入ると、4〜6人用のテーブルが4卓。
かなり、こじんまりとして落ち着いた雰囲気です。
こういう雰囲気で静かに食事をするのはすごく久しぶりな気が…
¥3,500のコース料理
今回、【ビストロ伊織】さんで予約していたのは3,500円のコース料理でした。
品数は4品。
- 前菜
- スープ
- メイン
- デザート&コーヒー
*パンはおかわり自由です。
前菜
まずは食前酒。
といっても、毎度安定のビールです。
フレンチにビールて…
センスのなさが滲み出ちゃいます。
前菜は真鯛と夏野菜のカルパッチョ。
夏野菜がとても甘くてみずみずしく、真鯛は歯ごたえが有りつつ、甘味がしっかりと感じられました。
野菜も魚も男木島産とのこと。
ちなみに、男木島の野菜ってみずみずしくってすごく甘味があるんです。
プチトマト、きゅうり、タマネギ。
1番その美味しさにびっくりしたのが“ニンニク”!
ニンニクは大ぶりで、包丁で切るとジワっと果汁(?)みたいなのが滴り落ちてきます。
季節になると、義母の友人に頼んでもらってニンニクを分けてもらってます。
ただ、男木島は土壌が狭く生産量が少ないためか、市場には出回りません。
ほぼ、自家消費分くらい。
生産量が少ないので、その分手間暇をかけて作られるんで美味しいのかもしれません。
そんな男木島産の野菜が【ビストロ伊織】さんでは味わうことが出来ます。
スープ
スープはトウモロコシの冷製スープ。
スープはとてもクリーミーでトウモロコシの甘味が感じられ、冷たいスープは口あたりもよく、スプーンが止まりません。
あっという間に完食ですw
トウモロコシも男木島産。
一度、お裾分けしてもらったことがありますが、めっちゃ甘かったんですよね~
メイン料理
メイン料理は魚かお肉が選べます。
僕はお肉をチョイス。
今日の肉料理は”鴨肉のワインソースがけ”。
えっと、お肉の中で鴨肉が1番好きです!
鴨肉って脂肪分が少なくって、しつこくなく、その上、お肉は噛めば噛むほど味わい深い。
鴨料理の中では“鴨鍋”が1番好きなんですけど、鴨の脂やお肉から良い出汁が出るんですよね。
出汁が出ても、鴨肉自体は味わい深い。
シメはもちろん、雑炊!
シメの雑炊では1番好き!
脂が甘く、鴨の出汁が最高なんです!
書いてるだけで、鴨鍋が食べてくなってきた…ハァハァ(*´д`*)
話がえらく、脱線してしまったので本線に戻ります。
鴨肉はワインソースと相性抜群でした。
ほんのり酸味のある赤ワインソースとしっとりとした赤身の鴨肉。
焼き過ぎない加減の鴨の皮も余分な脂が落ちて旨味だけが残っていました。
さらに特筆すべきなのは、添えられた焼き野菜。
ナスは適度に油を吸い、口の中でとろけるほど柔らかく、ほんのり甘い。
舞茸はカリッと焼かれ、食感と舞茸の高貴な香りが口いっぱいに広がって鼻から抜けていく感じは至福です。
メインは鴨なのにワキ役の野菜も主役級に堪能できました。
デザート&コーヒー
最後はデザート。
デザートは桃とバジルのシャーベットとナポレオンミルフィーユとバニラアイス添えです。
バニラアイスにかかっているソースはベリー系ソース。
甘いアイスと甘酸っぱいソースは定番ですね。
合わないわけがない!
スイカは「真ん中の甘い部分だけ使った?」って思えるくらい、甘くみずみずしく。マスカットもキウイも食べごろ完熟でした。
*ビストロ伊織のオーナーって完熟食べごろを見極めるのが上手い!
ナポレオンミルフィーユと桃とバジルのシャーベットは自分的に好みでなかったので、割愛ですw
*すでにほろ酔いで、最後のデザートはあまり覚えていない…
与太話
僕が奥さんと結婚したのが12年ほど前。
ご両親に御挨拶に伺ったのが初めての男木島でした。
詳しくは知りませんが、人口400人ほどの小さな島。
訪れた当時はな~んもありませんでした。
結婚したては年末年始を男木島で迎えていました。
お店もないし、車も通ってないし、当然、電車の音もしません。
聞こえてくるのは風の音と船のエンジン音。
めっちゃ静かな年末年始がすっごく新鮮で、とても心地よく過ごしやすかったのを覚えてます。
*注:今現在でもそうだと思います。
それが、瀬戸内芸術祭をきっかけにいろんな人が小っちゃいなんもない島を訪れるようになりました。
いつしか、民宿ができ、カフェができ、移住者が増え、子供たちも移住したことにより閉鎖されていた小学校も耐震工事をし、改修して再び開校することになりました。おんばファクトリーなんてしゃれた工房もできたなぁ
以前はお盆のお墓参りや法事なんかの時は、みんなで食事をするところがなく、いったん高松に帰ってから出かけていました。
*実家で大人数の食事を用意すると準備や片付けが大変なんす。
それが最近ではビストロ伊織や民宿さくらみたいなお店ができ、男木島で用事を済ませ、そのまま男木島で食事が楽しめるようになりました。
ほんと、当時では考えられないくらいいろいろなお店やモノが増えてきたなと。
少しビストロ伊織さんとは関係のない方向に行ってしまいましたが。
男木島のゆっくりと流れる時間とその中で味わうフレンチ、そして男木島の野菜や魚に興味がある方は是非、男木島を訪れてみてくださいね。
*ちなみに夏は暑く、冬は風が強くかなり寒いです。オススメの季節は春秋ですねw